専門用語 あ行

専門用語 あ行

アンクル(anchor striker)
アンクルとは、テンプとガンギ車との間にある脱進機を構成する部品のひとつで、2つのツメ石を持ち、錨型をしていることからアンクルと呼ばれています。
機械式時計から聞こえてくる、”カチカチ”という音は、この部品とガンギ車が接触している時に鳴るものです。
アナログ
針でインデックスなどを指し示すことによって、時間の表示を行う方法。
アニュアルカレンダー
月末が30日か31日かを判別して、次の月の1日に正しく移行できるデイト機構。
アラームウォッチ
任意の設定時刻を音で知らせる腕時計。機械式の場合、ハンマーが裏ブタ内部の突起やリングを叩いて音を出す。
ISO規格(International Organization for Standardization)
国際標準化機構が定めた、電気分野を除く工業分野の国際的な標準規格のことです。
製品、サービスの用語や単位などの世界的な標準化を目的とし、国際市場において円滑に経済取引を行うために定められています。ダイバーズウォッチに関する条文は、一般時計とダイバーズウォッチを区分する目安としてしばしば引き合いに出され、耐衝性、耐磁性、一般防水、耐塩性、水中加圧での信頼性、リュウズ・ベルトの耐外力性、などが定められています。
ムーブメントの各パーツの摩擦防止用に使用される穴石や受け石のこと。穴石は、地板や受け板にはめ込み、歯車やテンブの真似のボブを支持するとともに磨耗からムーブを保護する。受け石は、穴石の外側に取り付けてホゾの先端をあたるようにする。主に人造ルビーや人造サファィアが使用される。
インカブロック
耐震装置の一種。時計が受けた衝撃を天真の受け石に伝え、受け石を柔らかいバネが支えることによって、バネの弾力で衝撃を吸収する。耐震装置のなかでも、一番多く普及している。
   
インダイアル(counter/register subdial)
インダイアルとは、文字盤内に配置された小さな計機のことをいいます。 秒を示すスモールセコンドや、クロノグラフ搭載機における30分または12時間積算計などが代表的。スモールダイアルともいう。カウンター、レジスター、サブダイアルと表記されることもあります。
インデックス(index)
文字盤上に記された時刻を表す数字やマークのこと。 アワーマーカーや時字とも言われ、その種類は豊富で、棒状のバーインデックスや、アラビア数字のアラビックインデックスなどがあります。
ウォータープルーフ(waterproof)
水分や湿気など、時計の内部を保護する防水機能のこと。
   
裏蓋(case back/rear case)
水分やホコリなど、ムーブメントを守るために時計のケースの裏側を密閉する蓋のこと。
運針(the handling of a needle)
時計の秒針が動く様子のこと。
エル・プリメロ(El Primero)
エル・プリメロとは、ゼニス社が開発した自動巻きクロノグラフ用ムーブメントのこと。
振動数36,000回/時を誇り、他に類を見ない高精度高性能を実現し、高性能クロノムーブメントの代名詞となっています。
   
エクステンションブレス
ダイビングスーツの上からでも着用できるように伸縮できる構造(中板を祈り畳んで収納しておくのが一般的)を持ったブレス。
SS(ステンレススチール)
大気中や水中でも錆びにくい耐蝕性のある合金鋼。現在は時計のケースやブレスレットに、一番多く用いられる素材である。
エスケープバルブ
飽和潜水時に時計内部に浸透したヘリウムガスが、減圧の際に膨張して時計ケースを破損させないように、バルブが開閉してヘリウムガスを外に排出する。プロフェッショナルダイバーズウオッチには、まず装備されている機能。ロレックスのシードゥエラーがその元祖だった。
LED
発光ダイオードを利用した、時刻表示。
エングレーピング 
ムーブメントの受け板やケース、ダイヤルの表面などに施される彫金のこと。
エンドピース
ブレスレットのコマの内でもっともケースに近いコマのこと。
ブレスの力が集中するため強度が要求される部分です。
オイスターケース(oyster case)
ロレックス社が開発し、1926年に特許を取得したケース製造技術で作られた世界初の完全防水型腕時計のこと。金属の塊をくり抜いて作られたケースに、リューズと裏蓋をねじ込み式にすることで、オイスター(牡蠣)のように高い機密性を確保し、ケース内部への水、チリ、ホコリの侵入を防ぐ役割があります。
オートマチック(automatic)
自動巻きのことです。
腕を動かすことによって重力で回転するローターが自動的にゼンマイを巻き上げるシステムで、毎日使用することでゼンマイが巻き上がり、動き続けるように施されています。
オーバーホール(overhaul)
ムーブメントの分解掃除を含む、時計の定期点検・整備のことです。
時計を長持ちさせるためには、メーカーによって様々ですが3年から5年に1回のサイクルでオーバーホールをすることが理想的です。
オクタゴン
手首に存在感を与える8角形ケースで、オーデマピゲのロイヤルオークが有名。
オーバル
楕円形のケース形状で、優美な印象を与える。現在はレディスにこのタイプが多く見られる。
O(オー)リング
裏ブタとケースの間や、ベゼルとケースの間などに噛まされる、防水性能を高めるためのゴムパッキンのこと。
ラウンドケースにはドーナツ状のパッキンが使用されるので、通称〇リングと坪ばれている。

 

 

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